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奥鬼怒・鬼怒沼 1日目 からの続き
奥鬼怒、2日目の朝です。
5時半気性でまず朝風呂。温泉は露天も含めて24時間入浴できますが、
洗い場は内湯にしかないので内湯へ。まあ外気温がこの日はマイナス6度とかだったので露天風呂とか寒くて無理ですが。

宿の朝食はお弁当にしてもらったのでお昼に食すことにして朝は持ってきた簡単なもので。
ぱぱっと済ませて7時前にはチェックアウトして出発するぞーと思ってたんですが、
朝はスタッフがいないからチェックアウトできないと言われてしまい、困ったことに。
前日、早く経つことを伝えてお弁当も貰ってチェックアウトのことも訪ねたんですが、どうもうまく伝わっってなかったみたいで。
スタッフが外国人で日本語が拙いとこういうトラブルが起こるのがなあ…結局、7時半頃にチェックアウトできて出発することに。

この時点でもう一個失敗が。
お昼頃に戻ってきて送迎バスで戻ることを伝えたんですが、今日は休館日なので送迎バスは11時のが最後とのこと。
泊まった翌日が休館日という可能性を見落としてた俺の完全なミス。これは困った。
ただ、八丁の湯からバス停までは1時間半かからない程度、最終のバスが15:25なので14時までに戻ってくれば、
ギリ間に合う計算。なんとかいけるか…?ということで預けるはずだった荷物もすべて担いて出発。
なんかこの時点でいろいろ崩壊してる気がしますが、タイムリミット決めて行動開始。

当初はゆるふわハイキングのつもりでゆっくり行く予定だったんですが、
唐突なタイムアタックが始まってしまいできるだけ飛ばして行くことに。
それでもしっかり写真と動画はスポットごとに撮っていかないと行けないのがツラいところ。

車でいける林道の終点にある日光澤温泉が登山口になっています。
ここも1回泊まってみたいんですけどねえ。
ちょうど、名物犬の散歩に出かけるとこのご主人とすれ違いましたが、やはり上の方は積雪があるようで。

というか、すでに宿の上にうっすら雪があるし足元にもうっすら積もってますな。
これはちょっと先がしんどいことになりそう。

鬼怒沼への道は登りコースタイム3時間ほど。
前半がずっと急登で後半は傾斜がゆるくなるのですが、後半の方が道が悪くてむしろ大変かも。

山に入っていくと10cmほど積雪していました。チェーンスパイクがいるほどじゃないですが滑るので注意がいる状態。
幸い、まだ気温が低くて雪が溶け出してないのでそれほどでもないですが帰りが不安。

こんな時に登ってるのはどうも俺だけのようで、道に覆いかぶさる草木の雪がそのままなので、
ストックで払い落としながら進みます。そうしないと通る時に全部自分でかぶることになるので…

急登のエリアを抜けると道は緩やかになりますが、今度は足元がこのところの雨や雪解け水でぬかるみに。
ぬかるみになってないところや敷いてある板や丸太を選んで進むわけですが…雪で見えねえ!

そんなこんなしてるうちに前半はいいペースだったんですが後半は結構な時間のロスが。
ただ、前半猛烈に飛ばしたのでそれでもまだ時間敵余裕はだいぶ稼いでる状態。

というか氷柱ができるくらい冷え込んでるので立ち止まってると寒い!
日当たりがあるとこなら多少マシなんですが。

ぬかるみに悪戦苦闘しながら進みなんとか鬼怒沼へ到着。
この時点で10:15だったのでコースタイムからちょっと短縮できた感じ。

鬼怒沼は木道と池塘が美しい、プチ尾瀬のようなところなんですが、
積雪でごらんの通り真っ白。池塘も完全に凍りついてます。
しかも、木道の境目が雪で見えないのであぶない…というか2回ほど踏み抜いて危なかったです。

まあ思ってたのとは違いますが、これはこれで綺麗な景色が見れたなと。
とりあえず宿で貰ったお弁当でカロリーを補充。前は竹籠の凝った包みだったんですが、しょぼくなっててちょっとガッカリ。
お味は変わらず美味しいですけども。

前に来たときもそうなんですけど、この鬼怒沼、鳥や虫の声がほとんど無くて静かすぎて怖いんですよな、耳鳴りしそうなくらい無音。
少し待っていれば池塘の氷が溶けて水面に映る山や紅葉が見れるかなーと思ったんですがそんな様子もなく。
熊も怖いしお弁当食べたらすぐに下山開始。

先を急ぎたいところですが溶け出した雪で足元がさらにゆるゆるのぐちゃぐちゃに。
こういう状態で歩くのは非常に神経をすり減らします。

滝の展望台につく頃には周囲の雪はすっかり溶けてしまってました。
13時前には日光澤温泉に着けそうなので温泉入る余裕あるかな、と先を急いでいると進行方向になにかが…?

めちゃくちゃマッシブなカモシカが道を塞いでこっちをじっと見てらっしゃる!
まったく逃げる様子がなく、5mくらいまで近づくとすっと道を譲ってくれましたが、
その後も道脇からずっとこっちを見てました…この辺りのヌシなのかな…

12時半に日光澤温泉に到着。
30分くらいの余裕はあるので温泉に入って行くことに。
ここは完全混浴で脱衣も掘っ立て小屋のようなものしかないかなりのストロングスタイル。
ただお湯は最高なので、登山の疲れを癒やすには良いです。
長湯する時間はないので汗を流して一息ついたらインナーかえて即出発になってしまいましたが。

ここか女夫渕バス停までは2時間ほど。
昨日は後半が雨だったので景色を撮影しながらゆっくり進んでちょうど良いくらい。

ただ、15:25のバスを逃すともう帰りのバスないので若干の気持ちの焦りはありつつ。
早足になってたのか、15時前にはバス停に到着。

乗客は自分だけの貸切。
このバス、ダウンヒルバトルかよ!って勢いで飛ばすんですが、
道のデコボコでところどころ飛んでる気がします。それくらい揺れます。
というか揺れすぎて料金箱や液晶モニタバグってて不安になるよ!
まあそれでも到着時間は時刻表通りなので、あれで平常運転なのか…大変すぎる。

途中の休憩ポイントで今日こそ鴨の焼き鳥を…と思ったら休業日!
連休でずれて今日が休業日になったようで。残念。

鬼怒川温泉に戻ってくる頃にはすっかり日が暮れてしまいました。
お腹も減っていたので駅の近くのラーメン屋さんへ。というか営業してる飲食店がここくらいしかないんやで。
餃子を頼むと鍋の状態によっては羽つき餃子になって出てくるそうで。今日は羽つきでラッキー。

このまま帰ることも可能ですが鬼怒川温泉を素通りももったいないので、
ここでもう一泊していくつもりで宿とってあります。思わぬ強行軍になってへとへとだったのでちょうど良かったかも。
前に来た時と同じく伊藤園のホテルニューさくらへ。

ここのゲームコーナーのレトロゲーム郡が楽しみだったのですが、行ってみるとなんと。
ほぼすべて撤去されてしまって景品キャッチャーに入れ替わってる…残ってたのはハングオンくらい。
以前来たときは、
こんな感じ。
結構すごいラインナップだったのに…どこへ行ってしまったんだ。残念。

とりあえず温泉入って温まったら写真整理しながらゴロゴロして、夜にもう1回温泉…
と思ってたんですが、思ってたよりも疲れた蓄積してたのか、そのまま寝てしまった朝。
朝食付きプランにしておいたので朝食バイキングでたっぷり食べてチェックアウト。

10:40から駅前の転車台に機関車がやってくるので見物へ。
駅の併設のカフェのコーヒーゼリーパフェが見栄えして面白いです。味は普通ですが。
で、やってきたのはディーゼル機関車…こっちがくることもあるんだ。まあこれはこれで珍しいですが。

まだ時間もあるので、鬼怒楯岩大吊橋へ。
晴れ予報だったはずなんですが雲が出てきてしまった残念。
この吊り橋、かなりの高さがある上に結構揺れるので手毬を手にもって撮影するのはかなり怖いですな。
やはり脱落防止の工夫が必要かもしれない…色々考えてはいるんですが。

送迎バスでおさるの山へ移動。
上には、展望台と小さなさる園くらいしかないですが鬼怒川全体が見渡せるので。

前回はここから奥の一本杉まで行きましたが今回は時間もないので見送り。
というか一本杉への案内板も無くなってましたな。熊が出るから誘導しないようにしたのかな…?

鬼怒川温泉駅へ戻って14時の特急で帰還。
お昼代わりに駅弁で「埋蔵金弁当」なるものを購入しましたがスコップ型のスプーン付いてるの面白いですな。
まあ、お味の方は酢飯混ぜご飯みたいのがかなり好みの別れる味付けでしたが…
色々残念なところはありましたが、紅葉と温泉を頼んで予想外に雪原まで見れたので、
まあ概ね結果オーライかな…次回くることがあれば、日光澤温泉の方にも泊まってみたいなとか。
今回もてまぬい動画はこちら。
動画の方が登山道の雰囲気が伝わりやすいかもしれないので、
時間がある方は見てやってください。
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