そんなワケで、今年も富士山に行ってまいりました。
ものすごくしんどかったので、もう二度といかねーと思ってましたが、
てまぬと山を登るようになって、いろんな場所から一緒に富士山にを見てきた、
総決算として、もう一度行く必要が出てまいりまして。

今回は現地で前泊せずに、そのまま登ることに。
前回は早朝出て5合目に着くのが早すぎて時間を持て余したので。

06:47 西国分寺駅
06:55発 西国分寺駅
07:21 高尾駅着
07:24発 高尾発
09:06 富士山駅着
2029円
今回も富士山駅の近くにある金鳥居からスタート。
前回は下山は、5合目からバスを使用したのですが、
今回は、下りも吉田ルートをつかって歩いて下山する予定。

標高差約3100mを登って降りることになります。天気や体調によっては、
5合目からバスも使えるのでエスケープも可能ではあります。

馬返しから登りはじまる人が多いですが、
金鳥居は別名一之鳥居とも呼ばれてるらしいので、
富士山へ登拝するならここからかなと。ちなみにこの地点で標高は800mくらいです。

金鳥居から富士山へまっすぐ伸びる道を進んでいくと富士山がちょっと左手に見えています。
途中にファミマもあるので、必要なものや買い忘れたものを補充するのに便利です。

通りの突き当りを左手に進むと冨士浅間神社が見えてくるので、ここが富士山の入り口。
登り始めの時間が遅いので暑さに覚悟してたんですが、妙に涼しい。
いや28度以上はあるので涼しいは言い過ぎかもしれませんが、30度切ってるだけで涼しいと感じるようになってしまった…

境内を進んで本堂で旅の安全を祈願して右手に進むと登山道へ続く案内板があります。
車道を少し歩くと吉田口遊歩道の標識があるんですが、この辺りは特に登山するわけではなく、
散策目的の観光客がちらほらと見られます。

ただ、本格的に森の中に分け入っていくと、いよいよ人の気配が無くなります。
時間は10時前くらいですが、土日とはいえこの時間から吉田口遊歩道から富士山を人間は、
やはりあまりいないようで、静かなハイキングを楽しめます。

まあ、といってもほぼ平坦な道をまっすぐ2時間歩いていくだけですし、
森の中で見るべきものもないので、かなりタイクツな道になります。

富士山の5合目までは熊が出没するそうなんですが、特に中の茶屋の近辺で、
子グマが目的されることが多いそうなので、鉢合わせしないよう熊鈴を付けて進みます。

11時に中の茶屋へ到着。
まだそれほどの運動量ではないんですが気温が高いので汗びっしょり。

今回はちゃんと営業してる時間帯にこれたので中の茶屋で腹ごしらえしていくことに。
ただ、食べられるのが富士吉田の名物の「吉田のうどん」なので、太くて硬く腰がありすぎる麺なので、
暑さで食欲が減退してるときには向かないかも…普通のうどんも置いてくれよぉ。
ちなみにこの茶屋では有料でシャワーを利用することも可能です。帰りに通りががった場合は良いかも。

中の茶屋から更に歩いて12時過ぎ、馬返しに到着。
駐車場があるのでほとんどの人はここから登るようで。
バス停もあるのですが、9時台と15時台2本の往復しかないので、
利用する場合は、時間の成約がかなりシビアになります。

馬返しには仮設トイレと、大文司屋という茶屋が営業しております。
茶屋は営業していればコーヒーが飲めます。軽食とかはやってないんですが、
カップメンとお湯は出してくれるようです。あとペットボトルのドリンクも冷えてるのが売ってます。

ちなみに馬返しの時点で標高は1450メートル。
あんまり登ってきた感覚ありませんでしたが、地味に登ってきたようです。
気温は26度、荷物背負って歩いてると暑いですが、日陰でじっとしてると涼しい感じです。

富士山の0合目となる馬返しの雰囲気はこんな感じ。
登山道とうよりは、参道という感じで厳かな空気を感じます。

鳥居をくぐって登山開始。ようやく山登りらしくなってきます。
鳥居の両脇には、狛犬ではなくて猿の石像。
なんでも富士山ができたのが申年という伝説にちなんだものとかなんとか。
鳥居をくぐったすぐ先にちょっとした広場があるですが、
祈祷所らしいのですが、この日もなにやら怪しい体操をしてる男性が。
富士講の方なのか、ただの日課の体操をしてる地元の方だったのかは不明。

少し登るとすぐ見えてくる廃屋の脇に1合目の標識が。
どうもこの廃屋は神社だったようなんですが、5合目までにある、
茶屋、山小屋、神社などはほぼすべて倒壊してるか更地になってるので、
まだ形を保ってるだけマシなのかも…

1合目から2合目は少し離れて40分ほど。
道はすごく整備されていて、過去の参道の名残りか石畳も残っています。

2合目には崩れ去った神社が無惨な姿をさらしています。
石の鳥居なども根本がボロボロなので近づかないほうが無難でしょう。

3合目までは30分ほど。
馬返しまでの道では人とすれ違いませんでしたが、馬返しから5合目までの道は、
上から下山してくる人たちやトレランで登って行く人が結構行き来しています。
ツアーの団体さんなんかも5合目から下で見るととは思いませんでしたが。
だいぶ軽装だったし、むしろ5合目から下だけ歩くツアーとかでもあるのかな…?

3合目は少し開けててスペースもあるので休憩には良い場所。
お茶入れて持ってきたチョコで休憩。
以前あった茶屋の建物は倒壊してペチャンコになってます。
昨年はなかった規制線が張られて立入禁止になってました。

4合目まではまた40分ほど。
ようやく標高が2000mを超えます。頂上までまだまだ長いです。
ここも以前は山小屋があったそうですが、更地になってていまは看板しかありません。

更に40分ほどでようやく5合目に到達。
今日は5合目までなんですが、宿泊地の富士スバルラインまではまだもうちょっとあります。
吉田古道を登りきったすぐのところに「佐藤小屋」もあってこっちのほうがスムーズに頂上に向かえるんですが、
昨年と同じく、あえて富士スバルラインの方へ向かいます。

ちなみに佐藤小屋で出してるプリンが美味しいらしいのですが今回は着いたのが15時。
食事の営業自体が終了しておりました。残念。
富士スバルラインへ向かいますが、今年は警備のおじさんが配置されてて、
ここから先に行くと4000円かかるよと登山者に声をかけてます。
馬返しから登ってきてスバルライン経由で頂上目指す人はやはり少ないようで、今日は自分で3人目だとか。

40分ほどかかって富士スバルラインのゲートに到着。
入山証を求められますが、入山料を払う場所はゲートの向こう側なので当然持ってません。

係の人に話すと付き添ってくれて窓口まで誘導されます。
去年は急に始まった入山料だったので今日と明日で2回払えとか言われましたが、
今回はそんなこともなく、山小屋の予約メールを提示すれば通してくれて、
入山料は明日払うように言われます。窓口は24時間営業なので深夜でも問題なし。ホントにお疲れ様です。

無事、今日の目的地の富士スバルライン5合目に到着。
付いたのが16時前で、ほとんどのお店の飲食が16時クローズなのでギリギリセーフ。
まあ、これでも標準タイムより1時間ほど巻いてるのですが。
今回もラーメンライスでカロリーを補充。

今回も「雲上閣」へ宿泊。5合目にはもう1つ泊まれるとこあるんですが、
雲上閣さんのが設備整いすぎてるので、同じ選択になってしまいました。
カプセルタイプでプライベートスペース確保できるし充電もできるのは大きい。

飲食スペースで冷水とお湯が自由に組めるし、コインシャワーも使えるのが大きい。
これがあるからわざわざスバルライン5合目の方に来てるまであります。
ちなみに、コインシャワーは温度上げすぎるとすぐ止まってしまうので、使用する前に注書きを必ず読んでブザーの解除方法とか見ておきましょう。

シャワーを浴びた後は外に出て、まだお店がやってるうちに買い出し。
だいたい18時にはすべて閉店してしまうので、パンやお弁当とか買っておくならそれまでに。
モンベル入ってる店でおにぎり弁当を売ってるのでおすすめです。
閉店するギリギリで、こけももソフトクリームを購入。日が暮れて来ても結構人がウロウロしてるの不思議ですな。

買っておいたおにぎり弁当で夕食にして早めに就寝。
ただ、いつものことながら出先だとぜんぜん眠れないんですよな…
カモミールティーなんかも試したけどぜんぜんダメ。とりあえず目を瞑って横になって体力回復に努めます。
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