■会津駒ヶ岳・尾瀬縦走 2025年08月03日〜2025年08月08日



  前の日■ 会津駒ヶ岳・尾瀬縦走 縦走 2日目 から

 さて三日目の朝です。
 お風呂で汗を流して個室でゆっくり就寝できたのでだいぶ回復した気がするのですが、
 手足の若干の痺れが残ってるのとまったく食欲がないので、やはりこれはアカンなと。

  

 宿で貰った朝食セットは、小さい焼きおにぎり、ベーグル、くんたま、コーンスープの粉とお茶の粉末。
 えづきながら無理やり食べてなんとか腹に入れて出発。

  

 広い御池の駐車場の一番奥に登山道の入口があります。
 木道を歩いて少し進むと、燧ヶ岳と、尾瀬ヶ原への分岐がありますが、
 昨夜考えた通り、燧ヶ岳はスルーして尾瀬ヶ原方面へ。
 前回、尾瀬沼から燧ヶ岳に登ったルートに比べると幾分ラクだそうなんですが、
 一番問題のある下りは同じルート使うことになりますしな。無理はしないことに。

  

 こちらのルートは、ほぼ平坦な道を燧ヶ岳を迂回して反対側まで抜けるような感じですな。
 歩く距離は長いですが、しんどいところ一個もないので楽しく歩けます。

  

 多少の登り下りはありますがほんと短い区間でなんにも問題になりません。
 まだ午前中の早い時間なので気温も22度程度で快適。

  

 体調が万全なら、ルンルンで歩けたであろう道ですが、
 やはり体調がすぐれないのでベンチ見つけるたびに休憩入れながら確実に歩みを進めていきます。

  

 平日ってこともあるでしょうけど、こっちのルート選択する登山者はあまりいないのか、
 ほとんど人と行き合わず静かに歩けたのは良いですな。騒がしいの苦手なのでこういう方が好きです。

  

 中間地点にあたる裏燧橋に到着。
 お茶を入れて少し休憩。
 ここから、このまま尾瀬ヶ原へ向かってしまうと流石に時間を持て余すので、
 少し寄り道して、三条の滝へ行ってみることに。

  

 兎田代の分岐から三条の滝方面へ向かうワケですが、
 往復1時間ほどですが、滝がある谷間へ降りていくのでものすごく下ります。
 当然、登り返す必要があるんですが分岐に荷物もテポして空荷で行ったので、
 そんな大変でもありませんでした。

  

 前回、温泉小屋から向かったときは酷い悪路だったんですが、
 こっちからだと道が整ってるのでアクセスしやすいですな。
 一番の難所だった滝の手前のデッキの降りる階段も、
 新調されて綺麗なしっかりしたものに変わってて問題なくなってますし。

  

 分岐まで戻って段吉新道を通って尾瀬ヶ原へ向かいます。
 ほぼ平坦で非常に歩きやすい道なのであっという間です。開通させた段吉さんに感謝したい。

  

 もしやっていれば今回こそ温泉小屋のテラスでお茶して行きたかったんですが、
 この日は完全休業で小屋自体閉鎖されてました。残念。

  

 尾瀬ヶ原に入ると見渡す限りの緑の絨毯。
 夏の空に白い木道が映えます。

  

 温泉小屋から30分ほどで今日の宿がある見晴十字路に到着。
 尾瀬の山小屋は集中してる一角です。

  

 まずは前回同様、桧枝岐小屋の休憩所でかき氷をいただきます。
 あー、気温上がってきた中で食べるかき氷の美味いこと…生き返ります。

  

 次に今日泊まる「尾瀬小屋」へ。
 この辺りの山小屋はどれもオシャレで人気ありますが、その中でも抜けてる感じがしますなここは。
 チェックインにはまだ早いので、食事処でステーキ丼を注文してお昼ごはんにすることに。
 1回食べてみたかったんですが、食欲が減退してる俺でもするする食べられてしまう美味さ。山の中で1800円はむしろ安すぎるのでは…?

  

 水場がすぐ前にあるんですが冷たい湧き水が小屋で無料ですぐ手に入るのは本当に助かる。
 コーヒー入れてゆっくりしてたらチェックインできる13時になったので尾瀬小屋にチェックイン。

  

 この時は、個室1名2食付きでお風呂も入れて15000円でした。
 雑魚寝にカレーいっぱいに1万円以上取られる山小屋もある中でこれは良心的すぎる…
 お風呂に入れるまでまだ1時間以上あるので少し辺りを散策してみることに。

  

 見晴から龍宮小屋の間は歩いたことなかったんですが木道の破損が酷いことに。
 穴開き空きまくりですし、抉れてもうまともに歩けないレベル。
 なんで、いま丁度新しいのに交換する作業してるとこなんですな。頭が下がります。

  

 いい時間になったので小屋へ戻ってお風呂で汗を流すワケですが、
 入口に「お湯に入る前に体を洗ってください」と当たり前のことが書かれてまして、
 洗わないヤツおる?と思ったら高齢者にはそういう人多いんですな。
 入ってきた高齢者全員が軽くお湯で流して湯船入ろうとするもんだから流石に注意したよ…
 団塊世代の衛生観念を舐めてたよ。だから公衆浴場の湯船に垢が浮かぶんだなあ…

  

 風呂で汗を流したので部屋で昼寝を…と思ったんですが、
 あてがわれた部屋が最上階で屋根の予熱をモロに受けるのかクッソ暑い…
 仕方ないので  外のテラスでしばらく過ごしてました。

  

 お楽しみの夕食なんですが、こんなメニュー。
 フランス料理出てくる山小屋なんです…盛り付けも凄いオシャレ。ヤバイやろ。
 トマトのポタージュの旨味が素晴らしくて感動してしまった。

  

 食後はテラスで涼みながら日が暮れてくるまでぼーっとしてました。
 暗くなってきて部屋に戻ったんですが、室温が28度から下がらず、濡れタオルで頭と首筋を冷やして、
 なんとかやり過ごしたんですが、気温が下がってきて寝つけたのは夜半すぎ。無風だったのもあって、
 1階は涼しいのに2階以上は熱帯夜、という妙な状況でした。


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