前の日■
会津駒ヶ岳・尾瀬縦走 縦走 3日目 から
さて四日目です。
当初の予定では、夜明けと共に出発して尾瀬ヶ原を抜けて至仏山を登る予定でしたが、
体調が回復しないどころか、昨夜の熱帯夜でどうも悪化してるので、至仏山はスルーして鳩待峠へ抜けてそのまま下山することに。

前日の時点で、他の宿泊者と同様のタイミングで朝食出されても食べられる自信なかったので、
チェックインの時点で朝食をお弁当に変更してもらってました。
小さめのおにぎり2個とたくあん、魚肉ソーセージという簡単なものですが、
時間をかけてゆっくり食べてなんとか完食、これで装備背負って下山口まで歩くエネルギーは確保できたかな?

空は雲が多く晴れ間は見えそうにない状況、予報ではお昼頃から天気も崩れる可能性があり、
もし至仏山登ったとしても、ロクに景色見えなさそうだったので、スルーして正解だったかも。

荷物をまとめて他の宿泊者よりもだいぶゆっくりの出発。
そのまままっすぐ鳩待峠に向かっても良かったんですが、それだと流石に早く下山しすぎてしまうので、
東電小屋の方に迂回して尾瀬ヶ原を長く楽しめるルートを選択。

東電小屋では前回はジェラートをいただいたのですが、今回は到達したのがまだ8時過ぎだったので、
看板は出てるものの人気がなくてまだやってない様子だったのでスルー。
まあ朝の8時からジェラートって気分でもないですし。

東電小屋からヨッピ吊橋までの間はクマの出没地域でここ10年でも尾瀬では珍しく熊による人的被害が出た箇所なので、
通る時にちょっと緊張します。
熊よけの鐘や、周囲が広めに刈り払いされてたりで、色々対策はされているのですが。

天気は良ければこの辺りの景色も最高なんですが、あいにくの曇り空。
ただ、池塘の映る雲のコントラストが渋い感じでこれはこれでなんかカッコイイなとか。

この辺りの木道も痛みが激しいのか、朝早くから作業員の方が交換工事をなさってました。
もしかして全部変えるつもりなのかな…壮大な距離になりそうですが。

こっちのルート通る人はあまりいないようですれ違う登山者もまばら。
時折写真を取りながら自分のペースでゆっくり進むにはいいルートです。

木道にかがみ込んでぬい撮りしててもまったく人に気兼ねしないでいいのは最高。
時間には余裕あるのでだいぶ撮りました。
山の鼻まで来ると流石に人が多いですが。
前回は、この山の鼻の小屋で一泊したんですが、今回は予約はとれず断念。
というか3つある小屋がどこも一泊25000円前後ともの凄い値上がりしてまして…
2022年に泊まったときは12000円だったのにどうしてこんなことに。これもオーバーツーリズムの影響なんですかねえ。
それでも予約ほぼ満杯って感じだから需要があるんでしょうなあ。

前回はここで熊に遭遇したのですが今回はおりませんでした。
というかここも絶賛、木道の交換工事中で周囲がだいぶ刈り払いされて、
工事の人たちが頻繁に行き来してるので、居着いてた熊もどっかいっちゃったのかな?
前あった熊除けの鐘なんかも撤去されてたし。

山の鼻からバスの出る、鳩待峠へ下山するワケですが、
実は、尾瀬ヶ原から鳩待峠へは逆に登りになるんですな。
なんで、木道の階段をいくつも登りながら標高を200m弱上げてようやっと鳩待峠へ到着。
山の鼻から1時間ちょいってところです。

以前は奥の三角の屋根の休憩所兼食事処が営業してたのですが、
星野リゾートが向かい側に新しくはとまちベースを開業したので廃止に。
いまは休憩所だけ開放されてます。
LUCY尾瀬鳩待の方は建物は完成してますが開業が9/1からなのでまだやってません。
思ったより小さい建物ですが、一般的な山小屋に比べたら十分な大きさですかね。

はとまちベースの方は一応食事できるんですがメニューが3種類とビールしかない…
しかもキャッスレスオンリー。正直、前のが良かったな…
ちなみにバスのチケットもここで買うんですが、チケット売り場が建物回り込んだ奥の方の影で、
すげえわかりにくい!みんな迷ってるのでそのうち案内板とか設置されそうだけど。

バスのチケットの横で花豆ソフトクリームのチケットも買えます。
暑さにやられてる身には沁みる美味さでした。

少し離れた駐車場がバスの発着場になってるのですが、
シーズン中は乗り合いタクシーが同じチケットで戸倉まで行ってくれるので、
バスの時間関係なくチケット買ったら駐車場行ってみましょう。
乗り合いタクシーのバンの定員になれば発車してくれます。

戸倉からバスを乗り換え。15分ほどで老神温泉温泉行きのバスが来るので少し辺りをブラブラ。
日帰り温泉施設もあるんですが、今回も定休日…まあ流石に20分じゃ入れないのでいいのですが。
近くのお土産物店でinゼリー買って少しカロリーを補給して待つことに。

今日は老神温泉で一泊するのですが、老神温泉に行くバスは本数が少ないです。
ただ、老神温泉行きじゃなくても手前のセブンイレブンまで行くバスはあるので、
最悪、そこから歩けば30分ちょっとで行けなくはないですが。

老神温泉に到着。標高634m、鳩待峠から1000m近くも下がってきたことになります。
上も暑かったので気温は大した違いないです。
老神温泉には、108mあるる大蛇みこしなるものがあるのですが、
展示されてる場所は開放されてて自由に見学できます。デカい。というか長い。

今回は、以前にも泊まった伊東園ホグループの「山楽荘」へ。
ただ、点いたのが13時で早すぎたのでまだチェックインできず。
とりあえず荷物を預けてお昼ごはんを食べに。

すっかり寂れてる老神温泉でやってる唯一といってもいい飲食店、来々軒さんへ。
この日も営業しててくれて助かる!
中華屋さんですが、メニューにあったオムライスが気になって思わず頼んでしまいましたが、
ほっこりする味で弱った胃腸でも美味しく食べられました。感謝。

まだまだ時間があるので吊橋を渡って渓谷の向こう側へ。
この橋、下まですげー高さあってちょっと怖いんですよな。
なんかここでラフティングなんかもできるそうですが、一応下まで降りる階段みたいもの見えるし。
ただ絶対怖ええよな…川はトラウマ多いので俺には無理です。

さて橋渡ってすぐのところに日帰り温泉施設の「華亭」があるんですが、
水木金が休業でこの日も休業…のはずなんですが、なんかやってるっぽい!?
聞いてみたら夏休み期間の特別営業でたまたまやってるそうで。
せっかくなので入浴してみたんですが、露天風呂のつくりが緑が多くて打たせ湯なんかもあって、
非常にいい雰囲気で気に入りました!また来ることがあれば利用したいかも。

いい時間になったのでホテルへ移動。
さすがに疲れたので夕食の時間まで昼寝…相変わらず眠気はきませんが少しだけうとうとできたかな?

夕食のは伊藤園ホテルズおなじみのバイキング。
代わり映えしないメニューですが、唐揚げカレーにすると結構食べられる。
あと酒のツマミには不自由しないので、ビール飲み放題と併せれば時間いっぱい楽しめます。
寝る前にもう一度温泉に入りましたが、2つある大浴場のうち、
本館の方は温泉じゃないし露天もしょぼいので、別館の方の野天風呂だけでいいですな。
赤錆た感じの濁ったお湯なんですが、温度が高めなので疲労回復にはいい気がしますな。

お風呂帰りに窓にイモリが張り付いてたんですが、久々に見た気がします。お手々が可愛い。
日付変わる頃には、眠気が来たので久しぶりにしっかり眠れそうです。
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